このWebサイトについて
- 個人的に立ち上げたサイトですが、多くの方々に活用していただきたい。
- 内容は長期間(約30年)にわたる研究のまとめです。過去のわれわれの報告書からの切り取り、引用が多い。用語の不統一、図表の読みにくさ、表現のわかりにくさなどは、ご容赦ください。
- 文献情報、ウェブ情報の引用は、できるだけ引用先を記載しました。記載漏れや不適切な引用のご指摘があれば、削除、修正いたします。ご指摘ください。
本サイト立ち上げまでの経緯
東日本大震災を最大の被災地である石巻市の大学で経験した。電気工学の研究者として、「自然災害や人為事故での停電や電火災は怖い。電気災害をアーク放電研究者の視点で、対策のヒントを探したい!」と思い続けている。
本サイトは、これまでの研究内容に基づく、アーク放電の発生、消滅のメカニズムに関する仮説などをベースにしている。災害や事故で発生する電気火災や停電での、アーク放電が絡む危険な事象のメカニズムに関する考察である。できるだけ多くの方に、電気災害の怖さと対策のヒントを伝えたいとの主旨で、電子書籍を出版し、Webサイトを立ち上げた。
Zoomなどを利用した双方向の談話会
電子出版では、アーク放電に関するいくつかの仮説を提案しています。仮説内容が広い範囲の知識とかかわり、既知の物理法則と齟齬をきたしていないかどうかの検討が十分ではないことがあるでしょう。ここに、一括してまとめたのは、関連分野の方々からの誤謬の指摘、疑問の提示、改良への助言などを求めてのことです。Zoomミーティングなどで、談話会を行い、多様な方々とコミュニケーションが、関係者それぞれの立場で、抱えて居る課題解決の糸口になればと思っています。お問い合わせフォーム・電子メールなどを通して申し込んでいただければ、オンラインミーティングを設定できるでしょう。
ウェブからなどの情報の利用について
電子書籍/紙書籍はAmazonで販売します。原則、購入者は、設定された談話会に参加することができます。
なお、コンフィデンシャルな内容に関しては、参加者を制限することがあるでしょう。
著者プロフィールなど
筆者は、アーク放電と電気災害に関する研究を、30年余の長期にわたって続けることができた。50歳で富士通(川崎)から石巻専修大学への転職がこの研究のスタートである。当初は学生・院生と研究設備の立ち上げから始めて基礎的な実験を行った。60歳でシアトルのワシントン大学(機械工学科Minoru Taya教授)に、客員研究員として滞在した。その訪問前後にYMモデルの発想が浮かんだ。自身でも荒唐無稽に思われ、発表はずっと後になった。帰国後、2011年3月東日本大震災を被害地石巻市で経験した。津波で濡れた家屋からの出火を見聞きし、1ケ月近くの停電に耐えた。文科省が支援し、東北大学が主幹した『東北復興次世代エネルギー研究開発プリジェクト』に参加させていただき、大電流遮断の安全性と関わる研究に注力した。72歳以降は退職したシニア研究者として、地域や学会の友人とCTI技術を活用して、YMモデルの考え方をまとめる『勉強会』を続けている。
著者(若月 昇)プロフィール
経歴
- 石巻専修大学 在職:1995~2017
- 富士通(株) 社友 在職:1972~1995
- 電子情報通信学会 フェロー:2002
- 東北大学 工学博士:1972
- 生年月日 1944年5月14日(仙台市)